2019春のおすすめワイン【赤】

2019年05月16日

古き良きブルゴーニュの面影を今なお残す【ブルゴーニュ・ルージュ 2017】

Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ 2017
Domaine Philippe Jeannot
ドメーヌ・フィリップ・ジャノ <ブルゴーニュ>
ピノ・ノワール100%


STORY


所在地こそ近隣のサン・セルナン・デュ・プランとなるが、サントネを中心にワインを手掛けるドメーヌ。 設立者のヴァレリーとフィリップ・ジャノ夫妻は彼らの叔父の1人が運営する醸造所で醸造家として働きつつワイン造りのノウハウを学び、少しずつ畑を買い足し、1995年に独立を果たした。 現在では所有畑は10haまで広がり、2人の息子のカンタンもワイン造りに参加している。


THOUGHT


樹齢約40年。 栽培では土壌の自然なバランスを尊重し、リュット・レゾネを採用。 殺虫剤などの薬剤の使用は最小限に抑え、畑の余分な雑草は除草剤ではなく草刈り機で除去する。 また収量制限のために、全ての区画でグリーン・ハーヴェストや除葉を実施。 健全でクオリティの高いブドウを得るためには1年365日、畑仕事は欠かせないという。 醸造面では抽出はあくまでソフトに行い、単純な濃さではなく、素直な果実の風味を追及している。 畑とセラーで計2回選果した後、完全除硬したブドウをステンレスタンクで約1週間低温浸漬させ、自然酵母で10-14日間アルコール発酵。 低い圧力でプレスした後、バリックで10-12ヶ月間熟成させる。


TASTE


味瑞々しいイチゴやチェリーのアロマ。 ピノ・ノワールの香り高さが素直なタッチで描かれた味わいには、甘酸っぱい赤系果実が染みわたる。 温泉地としても知られるサントネは、きらびやかな発展を遂げる前のコート・ドールの風景を思い起こさせる村ともいわれる。 フィリップ・ジャノのワインはまさしく、古き良きブルゴーニュの面影を今なお残すサントネそのものの味がする。 どこか素朴な雰囲気が漂う、素直な美味しさを備えた香り高いピノ・ノワールだ。